水屋でゴソゴソ。非常事態の「はったい粉」 。
どうして~♪ お腹が~ へるのだろう♪
そんなこと、わからないですよね。
子どもの頃はいつもハラペコ、ペコリーヌでした。
学校から家に帰って、夕ごはんまでの時間が
どれだけ苦痛だったか。
おやつが特に用意されている家でもなく、時代でもなく
食事にありつけるまでどう過ごすか、
それが毎日の宿題より難しい戦いでした。
外で遊んでいるときは、まだ大丈夫なんだけど、
TVを見ながら空腹をごまかすのはキツイ。
我慢できなくて水屋に何かないかと、ゴソゴソあさってみたりと。
「水屋」(みずや)って言葉。
今はあんまり使いませんが。
もともと水屋=台所で、
我が家では、省略して台所の収納棚のことを水屋って呼んでいました。
話を戻して…
その水屋の中にお菓子はなくても、
お腹の足しになりそうな収穫があったりするんです。
「いりこ」「乾燥わかめ」「 味付け海苔」
もう、ごちそうです。
食べて中身が減ったのがわからないように、
ちょっとずつ食べるのが基本。
見つかれば当然怒られるので。
でも、勢いがついて食べ切ってしまうこともたびたびありました。
祖母がよく食べていた
「はったい粉」も。
きな粉は大好きだったけど、これは、う~ん、微妙で渋い味。
お湯と砂糖を入れて、かき混ぜて食べていました。
砂糖を注ぎ足して味を調節して。
大人になって食べれば、また違うんだろうけど。
これに手をつけるときは、
かなりの非常事態でした。
何であんなに飢えてたんだろう??
食べ物がないときは、
ティッシュを食べてたくらいですし。
食べ物のことについてはまだまだ思い出があるので、またの機会に。