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なんか、いろいろ

キレイなお姉さんのいるレコード店〈前編〉

中学校1年の頃、洋楽にハマりました

同級生で聴いている人が少なかったのがよかった。

音楽だけでなく、人と違うことをするのが好きだったので。

 

その当時、今以上に周りに音楽があふれていました。

テレビやラジオ、町の中でも…。

NHKの紅白に出場する歌手の歌で、

聴いたことのないものはありませんでした。

 

今のようなCDショップのチェーン店はなく、

町のレコード屋さんがすごく頑張っていたそんな時代。

私の地元の小さな商店街でも、なんと3軒もお店がありました。

(現在は全部なくってしまって、シャッターをおろしたお店が

並んでいます。さみしいですけど…。)

 

その中でも品揃えは一番で、広々とした店で楽器も販売していたところ。

また別のお店で同じように楽器も売っていたけど、

店内が薄暗くてちょっと入りづらく、怖い感じの雰囲気のお店。

どちらも割と長く続いていました。

 

残りのひとつは楽器は販売していなくて、レコードの専門店でした。

狭い店内にレコードとカセットテープ(生テープじゃありませんよ)が

いい感じに置いてあって、

いつも洋楽が流れていて、別世界に入り込んだ感じがしていました。

 

そこで働いていたキレイなお姉さん(たぶん20代?)が、ふたり。

ジーパン姿のかっこいいお姉さんたちでした。

 

   

 

買うことはできないけど、試聴できるのでよく行ってました。

今では考えられないかもしれないことで、

売り物のレコードジャケットから取り出して

聴かせてくれました。

レコードプレーヤーのターンテーブルに乗せて

1曲目が始まる数秒間の「間」が好きでした。

クルクル回っている円盤を見てワクワクして。

 

お姉さんは幼い少年に、笑顔で声をかけてくれてました。

何をしゃべったかも覚えてないくらい

緊張していたことだけ覚えています。

 

キレイなお姉さんのいるレコード店〈後編〉につづく…